デザートローズ・バンジョー

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zoom RSS デイヴ(タートルヒル・バンジョー)のインタビュー(1)

<<   作成日時 : 2010/11/12 15:42   >>

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当ブログで度々名前が出てくる、タートルヒル・バンジョーのデイヴ。彼の店のホームページをご覧になったことのある方もいらっしゃると思いますが、彼の店は、幅広いブランドの、新品、ユーズド、ヴィンテージを豊富に取り揃えていて、プロ・アマを問わず、確かな物を求める多くのお客様が彼の店を訪れます。


そのデイヴが、去年(だったか)、バンジョートークに出演して、ギブソン・ヴィンテージなどに関しても、彼ならではの話をいくつかしていました。どの程度ご紹介していくかまだ未定ですが、ぼちぼち訳しながらちょっとずつアップしていこうと思います。


今日はまず前段階として、デイヴの店「タートルヒル・バンジョー」について話しているところです。ホームページはご覧になった方も少なくないと思いますが、実際、どんなお店かはご存じないでしょう? とてもユニークなお店なんですよ。




ディヴィッド(司会):
皆さん、タートルヒル・バンジョーのデイヴ・シャンクマンだよ。彼のことを知っている人は多いと思うけど、デイヴは各種ブランドの、新品とユーズド両方のバンジョーを取り扱っていて、それに、自分自身のタートルヒル・バンジョーも販売してる。このバンジョーには、もちろん、僕もお気に入りのトニー・パスのリムが使われているよ。ホントにすごいリムだ。

デイヴを招いた理由はいくつかある。まず第1に、彼は、戦前の楽器に関してものすごく豊富な知識を持っている。だって、自分の店に山ほどあるんだからね。彼のビジネスのやり方はちょっと変わってるんだ。普通の店のように、ふらっと入って、店内を見渡して、「あれ、欲しいんだけど」・・・っていうのとは、ちょっと違う。彼のやり方は少し変わってるんだけど、僕は、それを素晴らしいと思ってる。すごくユニークだ。

きみのホームページをを見ると、美しいバンジョーが沢山あって・・・新品も、ユーズドも・・・それに戦前のバンジョーもいっぱいあって、すごいよね。一体、どんないきさつで商売を始めたんだい? もともとはコレクターで、「少し売るか」って感じで始まったのかい?


デイヴ(タートルヒル):
偶然から始まったようなもんだよ。もとはコイン売買の仕事をしていたんだけど、「古いものを買って、売って」というのが、楽器まで広がったんだ。

僕は、最初はフィドルを弾いていたんだ。両親はクラシックの音楽家でね。そのうちにバンジョーを弾くようになって・・・ある時、良いバンジョーを手に入れたんだ。その後も、もう1本、良いバンジョーを買って・・・さらに偶然、もう1本、良いものをみつけて・・・そうしているうちに、家のクローゼットがバンジョーでいっぱいなってしまったんで、売ることにしたんだ。で、実際に売ったんだけど、いつのまにかまた家中がバンジョーでいっぱいになったんで、店を作った。今じゃ店も満杯で置き場がないんだけど・・・

まあ、そんなふうに、だんだん広がっていたんだ。だから、商売をしようと思って始めたわけじゃなく、自然の流れでいつの間にかこうなっていた。自分のやりたい方法で商売できるということは、非常に恵まれていると思う。今のやり方が気に入ってるし、満足してる。


ディヴィッド(司会):
だいたい、何本くらい在庫してるんだい?



デイヴ(タートルヒル):
通常、200本くらいはストックしてるよ。ホームページに載っているのはその一部だ。戦前のバンジョーも、その多くはホームページには載せていないんだ。探しているものがある人は、電話で問い合わせてくるからね。


ディヴィッド(司会):
きみの商売のやり方は、とても変わっているよね。普通は、勝手に店に入っていって、好きな楽器を手にとってみて、「これください」って感じだ。そして店内には、他にも大勢の客がいて・・・でも、きみは、そういうふうにはしないんだよね。すべて予約制で、ひとりのお客さんにつきっきりで対応する。なんで、そんなふうにしたんだい? 楽器の販売の仕方としては、ちょっと変わってるよね。でも、きみはそれが気に入ってるんだろ?



デイヴ(タートルヒル):
僕にはこれが合ってる。僕は自分勝手なタイプの人間なんで、仕事にしばられたくはないんだ。それに、こうも思ったんだ。お客さんがバンジョーを見に来る時、僕はお客さんにいろんなバンジョーを弾き比べて欲しいし、好きなだけ時間をかけて弾いてほしい。でも、他のお客さんが周囲にいると、それができないんだよ。だから僕は、1人のみの予約を受け付けているわけで、予約なしでの来店はお勧めしない。

もう1つの理由は、僕が自分勝手な人間っていうことに話が戻るんだけど、店の営業時間は不定期で、9時〜5時というような感じではやっていない。でも、店にほとんど居ないということではなく、実際には居ることのほうが多いし、夜の10時までよく居るよ。でも常に店にいるわけじゃないから、その場合は店は閉まっているんだ。

・・・・・・・・・

デイヴ(タートルヒル):
僕が思うに、バンジョーを購入する人の中には、「○○は良いバンジョー。××は良くない。」っていう先入観に基づいて買う人が多い。実際、僕の店に来るお客さんも、どのブランドの何が欲しい、って事前に考えてきている人は多い。

僕はまず、お客さんが買いたいと思って来たバンジョーを出してきて、それを弾いてもらう。そしてその後、他のブランドのものも弾いてもらうんだ。もちろん僕は、どのお客さんにも、何かのバンジョーを押し付けることは一切しない。でも、数種類のブランドを試奏した後で、「○○が欲しいと思ってたんだけど、僕が欲しいのは、こっちのほうだ」っていうふうになることが、どれほど多いことか。で、最終的に、最初に買うつもりでいたものとは違うものを選び取るんだ。こういうふうに、同じ条件・環境の中で一度にたくさんのバンジョーを試してみることのできる店はあまりないと思うよ。


(続く)




こういうのを正に「趣味が高じて仕事になった」というのでしょうね。それで生計を立てているという感じではなさそうなので、非常に良心的な仕事ぶりです。プロでもアマでも、初心者でも、彼は同じようにじっくりつきあってくれるそうですよ。彼の店のファンが多いのも頷けます。

それにしても在庫200本とはスゴいなぁ! 思わず電卓をたたく私。(笑)
いずれ、それはどこへ行くんだろうか・・・なんて私が心配しても仕方がないか。(笑2)





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コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
デイヴのお店でバンジョーを見ているだけでも、楽しくなるような店内の様子が目に浮かびます。又商業主義に走らずお客様の顔を見て商売をする姿勢はデザート・ローズにも共通しますね。
こばやし
2010/11/12 19:30
生きている間に、一度は会ってみたい人ですね。

2010/11/12 19:42
一度訪れたいショップでね。
ばくちゃん
2010/11/12 23:28
まさしく隠れ家的な...というお店なんでしょうか。いちど行ってみたいというか、デイブさんに会ってみたいですね。

そうそう、以前コメントしましたスコットさんの小冊子「バンジョー サウンドとプレイアビレィー」が、実家の本棚を整理してたら出てきました。報告まで!

2010/11/13 18:25
、いつも「ユーズドの購入には気をつけて!」と書いていますが、デイヴの店は、スコットがお薦めできる、ごく数件のうちの1件です。なぜかというと、取り扱っているバンジョーが確かなものというだけでなく、海外への発送にも慣れていて梱包も信頼できるし、万が一、何かトラブルがあった場合にはすぐに善処してくれる人物だからです。この3つが揃った店というのは、実はアメリカでもごく数件のみだそうです。デイヴのお店でしたら、いくらでもアシストしますので、お探しのものがある方はお気軽にご相談くださいね。

松さん、あんなもの、よく捨てずにとっておいてくれましたね。えらく無茶苦茶なこと書いてませんでした? スコットに頼まれてしかたなく手伝ったものの、当時は何のことやら全く分からないまま、「なんで私がこんなことしなきゃいけないのよぉ」と文句言いながら嫌々訳してました。でもあの頃は、今みたいにインターネットで皆さんと交流するなんて想像もできなかったから、あの小冊子が情報発信の唯一の方法だったんですよねぇ。今じゃ、インターネットで情報を得られないような生活には戻れない、って感じだなぁ。


2010/11/13 22:58
いやいや「あんなもの」だなんて...あの小冊子は絶対捨ててないと思ってましたので、ひとりで喜んでます。ホームページやブログが無かった時代にはホントありがたい資料でした。改めて読み返してみますと、スコットさんの基本的なスタンスは少しも変わってませんね。

あの小冊子には「Zブリッジ」の事が書かれてませんでしたが、まだ開発される前でしたか?

2010/11/13 23:35
以前、松さんにあの小冊子のことを思い出させていただいて、スコットと2人で少し捜してみたんですが、見つかりませんでした。スコットも私も、何書いたか、よく覚えてないんですよぉ。

でも、おっしゃるとおり、Zブリッジが完成する前のことだったそうです。
R
2010/11/14 00:05

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