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zoom RSS 【ちょいネタ】ディアリングのケヴラーヘッド

<<   作成日時 : 2010/06/28 00:59   >>

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ヘッドネタの番外編です。


セットアップのために送っていただいたバンジョーに、ヒジョーに珍しいヘッドがついていました。ディアリングのケヴラーヘッドです。

マニアの方はご存知だったかもしれませんが、このヘッド、なんと防弾チョッキにも使われているという、ケヴラーという樹脂で作られているそうな。画像では見づらいかもしれませんが、表面が少しデコボコしています。とにかく、見るからに頑丈そうな感じです。

画像



お客様がご自分で選んでつけられたわけではなく、購入したヴィンテージバンジョーについてきたというお話でした。お客様もスコットと同じ考えだったのでよかったのですが、ちょっとこれは交換しないとね。。。という感じでした。(その後は、どこまで強いのか試してみようか、なんて話で盛り上がり・・・


斬新な発想のヘッドですが、「お薦め!」という内容ではないのでブログで取り上げるのは迷っていました。でも、Banjo Hangoutで話題になって、ジャネット・ディアリング本人がコメントしたので、「じゃぁ、いいか」ということで。


出来上がったヘッドをフェスに持って行き、興味を持ったプレーヤーに試してもらったそうです。ヘッド交換の前と後で聞き比べた彼女の感想は・・・


ブロンズ製トーンリングのついた、ハイグレードのバンジョーにこのヘッドを使うと、アーチトップようような音に近づく。(あまり良い意味では言っていないようです。低音が弱くなり、反対に高音はかなり強まると説明しています)

一方、安価な、アルミニウム・ポットのバンジョーにこのヘッドを使うと、音にハリが出て、高音が改善される。


結論として彼女は、


フラットヘッドでありながらアーチトップのような音にしたいのでなければ、ディアリング・バンジョーにこのヘッドを使うことはお勧めしない。


としています。いろいろ言われた後に登場して、こうしたコメントができるジャネットさんってえらいなぁと素直に思いました。


ご参考までに。



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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
なるほど、うーんですね。この間、初めて本物のカーフスキンのついたオリジナル・プリウォーグラナダを弾かせて貰いましたが、以外にそんなに違和感はなかったです。しかし、そんなに鳴るという感じではなかったです。その持ち主の方に、なぜ牛皮を張るのか聞いたら、もともとはその様に設計されているからだとおっしゃっていました。なーるほど、いちりあるなーと思いました。

2010/06/28 20:39
いろんなヘッドがあるんですね。
以前スクラッグスがヘッドについて、新品のスキンヘッドは月日のたつにしたがって締めつけを強くしなければならないし、天候によっても張力を補正しなければいけない。私はその必要性のないプラスチックヘッドを好んで使用している。最初にこれを使ったのは、あるドライブイン劇場で演奏しているとき、バンジョーのヘッドがすぐ結露してしまう程、霧の濃い日だった。こんな日でも音質が変わらず演奏ができるヘッドが欲しかった。スキンとプラスチックの音質差はほとんどない様に思う。だからヘッドのテンションを変える必要がないだけでも、プラスチック・ヘッドの方がありがたいと述べていたように記憶してます。
こばやし
2010/06/28 21:35
家に帰ると どこかでお会いしたような(笑)
ケヴラーヘッド 
装着された最初の状態は 分厚いヘッドの割には John Pearseの細い絃(.009 .010 .013 .020 .009) グローバー風の5/8ブリッジでした。
確かに大きな音はするのです。しかし 所謂パキパキのサウンドではありませんし 深みも....(腕前も当然あるでしょうが)
不意のお客様へのお茶用おぼん 壁用電灯のカバーにも使えそうな感じですが。
楽器自体は 欲しかったものなので 助け船をお願いした次第です。
柴又
2010/06/28 23:47
こばやしさんの後に出る幕もなさそうですが。

スコットの考えでは、ドンピシャリの状態にセットされているスキンヘッドには、やはりプラスティックヘッドは敵わないそうで。でも、スクラッグスのコメントどおり、テンションの管理が半端でなく大変。湿度の高いライブ会場に合わせて締め増しするのも厄介ですが、その後、緩めるのを忘れていると、亀裂(破裂)なんてことに。プラスチックヘッドのラクさに慣れている現代のプレーヤーには、スキンヘッドの管理は無理だろう、って言ってました。

柴又さん

お待たせしててごめんなさい! 今週末までには発送する予定です。後でメール送りますね。
おぼんも忘れずに返送します。(笑)

R
2010/06/29 02:10
スキンヘッドといえば・・・
ワタシは仕事柄、能楽師(大鼓・小鼓)の方とご一緒する機会もあるのですが、演奏前の調整は見ていて大変。毎回本番前に一時間以上、皮を炭火であぶって張りを調整していますね。満足する音が出るまで1時間以上かかるなんて、気が遠くなりそうですが、スキンヘッドならやっぱりそれくらい根気がいるのでしょうね・・・バンジョーでも。プラヘッドは偉大です。
岡1
2010/06/29 21:25
岡1さん

どんなお仕事をなさっているのか分かりませんが、リアルなレポート、興味深いです。伝統芸能とはいえ、素材だけでなく、調整方法も今でも炭火っていうのが面白いですね。(21世紀、何かもっと便利があっても不思議じゃないのに) 大鼓・小鼓についてちょこっと調べてみたら、小鼓は「小鼓の皮は、しめっていたほうがよい音がでるので、息をふきかけたり、だえきをつけたりして、皮にしめりけをあたえます。皮は年季が入ったものがよく、50年くらいの皮は、まだ「新皮」と呼ばれ、100年、200年といったものが真の皮となります」とあり、大鼓は、「皮も小鼓と同じ、馬の皮です。でも、数曲演奏すると皮の寿命が尽きてしまいます。大鼓の皮は、小鼓とちがって、強い炭火で長い時間あぶってよく乾かし、強くしめ上げます。それは、金属音のような高い音を出させるためです」とありました。面白いですね〜。



R
2010/06/30 09:11
>それは、金属音のような高い音を出させるためです」とありました

大鼓で興味深いのが、皮の音を共鳴させる胴の部分で、たしか桜の木と聞きましたが、江戸期に作られたような古い名器はそれだけで数百万円するそうです。まさにビンテージ!
そんな古い胴には様々な模様が描かれていたり彫刻されてたりするのですが、見せてもらって一番面白かったのが、大きく「鉄砲」の絵が描かれたもの! きっと当時の職人さんが「爆発的な大きな音が出るように!」という思いを込めて描いたのでしょうね。。。すばらしい!
岡1
2010/07/01 21:50
> 江戸期に作られたような古い名器はそれだけで数百万円するそうです。

どんな楽器もビンテージのマーケットはすごいですね。思わずYahoo!オークションでチェックしちゃいました。
R
2010/07/01 22:52

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