デザートローズ・バンジョー

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<<   作成日時 : 2010/05/21 14:58   >>

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遅ればせながら、先週末に東京で開催されたTOKYOハンドクラフトギターフェスについて少し書かせていただこうと思います。思いついたところからダラダラ書いていきますので、長くなりますよ。皆さん、コーヒーでも準備してから読んでくださいね。


まずは、ご来場くださった皆様、改めまして、誠にありがとうございました。


例年、土曜日のほうが混雑するようなのですが、今年も同様で、朝スコットから「時々、電話する」と言われていたのに、待てど暮らせど連絡は無し。シビレを切らしてこちらから連絡すると、電話をかける暇も無いほど、常にブースにバンジョー・プレーヤーの方がいてくださったようでした。私が存じ上げている方のことは電話でも聞いていたのですが、常連の皆様以外はどうだったのかと少し心配してたところ、開催期間中に「初めてメールします。ギターフェスに行ってきました」というメールをいただいたり、帰宅したスコットからお名前が書かれたメモを受け取りまして、初めての方や(私が存じ上げなくても)去年に引き続き来てくださった方々がいたことを知ってとても嬉しかったです。


ギターフェスは、「年に1回、2日間だけ、デザートローズ楽器が東京へ出張します」という機会になってきました。馴染みの店に、年1回フラリと遊びに行く感覚で、また来年もお越しいただければ幸いです。(でも、入場料かかってゴメンなさいね)  東京に居ても、こういう機会はなかなかない、というメールをいただいて、ヨカッタなぁと思ってます。


スコットが撮ってきた写真を拝見しました。来てくださった方と話をするのに忙しかったようで、ごく一部の方しか撮っていないのが残念ですが、皆さん、去年にも増して、リラックスして楽しそうなお顔をなさっているのが印象的でした。皆さんが、"ガイジン”のスコットに慣れたというのもあるのかな。  (あまり必要性を感じていないらしく)日本語が一向に上達しませんが、とにかくよくシャベるし(笑)、すごく気のイイ人間です。今後、どこかで会ったら、敬遠せずに話しかけてくださいね。


脱線しかかりましたが、ここで会場の様子を撮った写真を1枚。


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私がこの写真を気に入っているのは、お二方が試奏している様子を見ている人達の表情がとても楽しそうだからです。こんな近くでバンジョーの音を聴くのは初めてという人たちもきっといたと思うんですが、皆さん、とてもいい表情をしていらっしゃると思いませんか?


去年あたりから、会場で初めて会った方同士が交流してくださるようになって、そういうのもすごく嬉しいですね。スコットがたまに「皆さん、素晴らしいプレーヤーばかりなのに、意外に知らないことが多い」と言うのですが、会場に居合わせた人からこんなことを教わった、あんなことを教わった、というメールもいただいております。


日曜日にいらっしゃったIさんが、バンジョーを上向きに膝の上に乗せてドブロのように弾き始めた時、居合わせたプレーヤーが「一体、何やってんだ?」と驚いていたとスコットから聞きました。バンジョーは普通に弾くと、弾いている本人が音を一番聞きにくい。だから、バンジョーの音を確かめるには、こうして弾く方も非常に多いんだそうですよ。


いつか、コメント欄で、こんなエピソードをご紹介しました。

数年前、ベラフレックが、タートルヒルのデイブに「バンジョーを見せてほしい」と連絡を取ってショップを訪れたときのことです。デイブが所有するプリウォーバンジョーを片っ端から弾き、「これはパス。これは保留。」とバンジョーを振り分けていったそうです。1日かけてこの選択作業を繰り返し、最後に「コレにする」と買って帰ったのは、1927年(か28年)の、マホガニー、アーチトップ、2ピースフランジだったそうです


スコットが、「あの時、ベラフレックが、まさにこうやって音を聴いて、振り分けていたんだよ」と言ってましたよ。ギターフェスの会場が、野外フェスなどとは違った形で交流を深めたり情報交換できる場所になったら、これほどいいことはないんですけどね。今度の週末あたり、バンジョー置いてあるあちこちの楽器店で、ドブロのようにバンジョーを弾いているプレーヤーが出現したりして。(笑)   


さて、デザートローズ・バンジョーの2本、それぞれに「こっちが好き」という方がいて、好みが分かれたそうです。でも、それで正解。今回使用した2つのトーンリングに優劣の違いがあるわけではありません。どちらもお薦めできるトーンリングだからデザートローズに採用しているわけですし、違いがあるから選択肢に残しているのです。
(スコットによると、「今回の音の違いは、マホガニーとメイプルの違いよりも、トーンリングの違いによるほうが大きい」とのことです。今回のZブリッジの選択が私にはちょっぴり不思議だったのですが、このコメントを聞いて、もしかすると、今回はトーンリングの個性を出すために、メイプルとマホガニーの違いを中和させる方向にする狙いがあったのかなぁ、なんてふと思いました。後で聞いてみますね。「単にフィーリング」って言われちゃうかな。。。


(比較すれば、)「こっちが好き」、「あっちが好き」というご意見に加え、「どちらもいい音がしていたけれど、正直なところ、明確な違いはよく分からなかった」という第3の意見もありました。その方がそう感じられたのであれば、これも全く正しいご意見だと思います。お薦めできないものは(デザートローズの標準選択肢として)選んでませんから、どれでも安心してお選びください。(もちろん、デザートローズ・バンジョーをご注文いただく場合は、トーンリングを選ぶお手伝いをしております。「ずいずいずっころばし」で選べというような無茶なことは申しません。)


レコーディングキングの音が良かったという感想もいただきました。実はあの1本は、スコットがレコーディング・バンジョー立ち上げの仕事に関わっていた時に、JLS#12で試作したものなんだそうです。なので、組み立てから年数が経っていて、いい感じになってきたようです。


展示会で辛いのは、いつもできたてホヤホヤを皆さんにお披露目しなければいけないことです。いつも皆さんに「最低でも1ヶ月くらいは、音に判断を下さないでたっぷり弾き込んでください」と言っているくせに、怒られちゃいそうですよね。でも、いつもギリギリ間に合うかどうかでエラい騒ぎになるんだなぁ。。。 サウンドメッセの準備も、ようやくスタート。きっと直前はまた修羅場が待っている。。。


あっ! でもね、1人で弾くと1ヶ月かかるものでも、会場で皆さんが弾いてくれると、一気に第1段階の変化が生じるそうですよ。特に、スタイルの異なる皆さんが、あんなことを試したり、こんなことを試したり・・・と弾いてくださるおかげで、独りで引き出すのは難しいであろう、さまざまな潜在能力が目覚めてくれるそうです。面白いですね。(う〜ん、名プレーヤーの楽器が名器であるのは、独りでその楽器の潜在能力すべてを目覚めさせてマックスまで引き出せてしまうところに秘密があるのでしょうか) とにかく、2本のデザートローズも、土曜日の夕方までには音が激変していたと聞いています。


とにかく、ご来場くださった皆様のおかげで、デザートローズ楽器にとっての大きなイベントの1つは何とか無事に終わりました。どうもありがとうございました。でも、のんびりはしていられません。秋のサウンドメッセに向けて、再び頑張らないとね!(間に合うかぁ??)


そうだ! 皆さん、スコットが東京から持ち帰ってくれたお土産の話、ちょっと聞いてくれません? 後ろに何やら隠して、「すご〜くいい物、買ってきてあげたよ」とニコニコしてる。買い物なんてする時間は無かったはずだし・・・とイヤな予感はしたんですが、なんとコレですよ↓ ハワイアン・マンゴーですと。これを読んでくださっている紳士の皆様、スコットに何とか言ってやってくださいな。トホホ・・・


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コメント(16件)

内 容 ニックネーム/日時
Rさん
正解ー!です。まず、私もスコットさんに「なぜこのメイプル製バンジョーにバーチ製のブリッジを付けたの?」と聞きました。その通り、「メイプル製は、少し硬い音がするかなーと思ってバーチにした(バランスを取るために:中和的発想)」でした。結果は、GOODでしたね。ところで、そのハワイアン・マンゴーと言うのは、食べ物ではなくて「木」(木材)なのですか?

2010/05/21 20:58
やっぱり、そう言ってました?(笑) 

> ハワイアン・マンゴーと言うのは、食べ物ではなくて「木」(木材)なのですか?

写真のとおり、木材です。縮みがいっぱいで、ユニークな杢も見られる面白い材ですが、私にこれをどうしろと? 食べられるマンゴのほうがいいですぅ〜

R
2010/05/21 21:15
バンジョーの明るい音色に誘われ、皆さんの楽しそうな雰囲気が伝わってくる写真です。
Rさん、マンゴは食べてしまえば何も残りませんが、きっとスコットさんは杢目の綺麗な木を生かして、素敵なプレゼントを考えているんではないですか?
こばやし
2010/05/21 22:35
「ドブロのように弾き始めた時、居合わせた」のは私です。いやぁ、びっくりでした!!
PBM
2010/05/21 22:37
こばやしさん

こばやしさんはやさしい方だから、そうやってスコットをかばってくれますが、どうやら今度は1からウクレレを作れってことらしいです。どこからそんな時間が出てくると思ってるんでしょうね。3年後もきっとこのままですよ。(笑)

PBMさん

別な方からも「目からうろこ」だったとメールをいただきましたよ。


R
2010/05/21 22:57
稲さんへ。わたしのバンジョーはソルトクリークです。いろいろな方に試奏していただいているあのバンジョーです。いろいろな方にいま手元にあるソルトクリークの音を作っていただいたような気がしてとても幸せです。

先日のギターフェスに実はウクレレを持っていっていて、スコットに見てもらいました。マンゴートップのウクレレです。これに触発されたのでしょうか。
このウクレレの制作者の方もこのフェスに来られるということでしたので、バンジョーは重たいのでウクレレ担いで会場に行ってました。スコットのブースでその方とお会いしたので、スコットにも紹介することになりました。ウクレレでよく使うハワイアンコア材が高騰して、一般のビルダーには手に入らないなどと、情報交換されていました。
マンゴーはおいしいですが、材にも虫喰いの穴がよくあるそうです。虫喰いを外すと高くなるとのことで、それなら、虫喰い穴のある材で作ってくださいとリクエストして、約半年後に手元に届きました。わたしのウクレレは虫喰いマンゴートップです。

またまた話しが変わりますが、昨夜はサンセットドライブの奈良公演でした。奈良の桜井であったのですが、この地は昔から製材業が盛んでした。今はずいぶん廃れましたが、会場となったのは、材木の振興協会がもっているホールで、昨年移転新築となったホールでした。まだ木の香りがゆたかなホールで、テリーバウカムのパンチの効いたバンジョーを堪能してきました。今夜バンドのライブがあるのですが、ちょっとだけテリーのテイストのあるバンジョーが弾けるかも。まだ興奮冷めやらぬ感じです。東京はバックインタウンですね。
宝塚Bridge
2010/05/22 11:18
宝塚Bridgeさん
レスポンスをありがとうござます。
今後とも宜しくお願い致します。

2010/05/22 16:11
宝塚Bridgeさん
ところで、そのソルトクリークのトーンリングはJLS#4ですか?インレイは、確かOLDフライング・イーグルですよね。

2010/05/22 18:57
宝塚Bridgeさんは今夜、昨夜の興奮覚めやらぬまま、熱いハートでライブに望まれているので、トーンリングに関しては代理で私が。  そのソルトクリークにはテネシー20が使われています。宝塚Bridgeさんはブルーグラスに限定せずに複数のバンドで演奏していらっしゃる方なので、(偶然の出会いではありましたが、)musicalと評されるテネシー20仕様のこのデザートローズ・バンジョーとは良縁だったのではないかと、スコットと共に喜んでいます。 

宝塚Bridgeさん、横から割り込んでごめんなさいね。間違ってたら訂正してください。

R
2010/05/22 20:25
Rさん
ありがとうございます。
確か、宝塚Bridgeさんはギターフェスでお会いした方で、私の「ハレルヤNO3」バンジョー(NEW アーチトップ)を弾いて頂いた方ですよね。

2010/05/22 20:59
テネシー20について補足しておきます。アメリカで販売されるデザートローズ・バンジョーは、一部の例外を除き、すべてテネシー20が使われていました。理由は単純明快。アメリカにおけるデザートローズ・バンジョーの販売窓口であるタートルヒル・バンジョーのデイブが、テネシー20をリクエストしていたからです。新しいバンジョーから貴重なビンテージまで、数多くの名器を揃えて耳の肥えているデイブのお眼鏡にかなった、素晴らしいトーンリングの1つなんですよ。

今後はテネシー20に加え、デザートローズ・トーンリングのついたデザートローズバンジョーもアメリカへ行くことになると思います。
R
2010/05/22 21:01
稲さん

すれ違いになりましたね。

たぶん、その方だと思います。

2010/05/22 21:02
稲さんへ。そうです、ハレルヤNo.3を弾かせていただきました。わたしの方こそ今後ともよろしくお願いいたします。浜松へ移動する新幹線の時間がせまっていたので、ばたばたとおいとまして、お話もあまりできませんでしたが、バンジョーに対する熱い思いは十分に感じました。一度ハレルヤで演奏されているところをみてみたいものです。しかし、あのBridgeはすごいですね。
Rさん、代理でご返答いただきありがとうございました。間違っておりませんです。昨夜は3ステージで、30曲ぐらい弾いてきました。前日に見たテリーがアンコールで弾いた、Shenandoah Breakdownがかっこよかったので、バンドで演奏するのは初めてでしたが、トライしてきました。
宝塚Bridge
2010/05/23 15:09
宝塚Bridgeさん
「あのBridgeはすごいですね。」とは、高さ(3/4インチ)のことですか?

2010/05/24 18:38
そうですそうです。最初見たとき、琴かと思いました。でも意外と弾きやすかったので、またびっくりです。
宝塚Bridge
2010/05/24 22:35
そうですよねー、私も最初作って貰った時(20年以上前:あの神戸のDanno君製)、一目見て「アホかー」と思いました。しかし、今はもうこの3/4インチでないと、弾きにくいのです。

2010/05/25 20:47

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