デザートローズ・バンジョー

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zoom RSS 目の保養に… PB4

<<   作成日時 : 2010/05/31 13:04   >>

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ブログでちょくちょく名前の挙がるタートルヒル・バンジョーは、デザートローズのような現代のバンジョーだけでなく、貴重なビンテージを数多く取り扱う、アメリカでもほんの一握りの、「プロの中のプロ」といえるお店です。特に高額なヴィンテージに関しては、以前の所有者が分っていて、そのバンジョーの素性に関する情報が信用できる物でなければ、一切取り扱いません。そんなデイブから少し前に、「すごいバンジョーを手に入れたぞ!」というメールが来ていたので、今日はその写真をご紹介します。




モデルはPB4。1ピースフランジ、フラットヘッドで、100パーセントオリジナルだそうです。人から人へ渡った物ではなく、最初の購入者の家族からの直接買い付た、1オーナー・バンジョーだそうです。

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           ヘッドもスキンヘッド!

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タートルヒルは、親しい人たちにしか知らせない、HPには載せないお宝バンジョーを数多く所有しています。むしろ、本当に貴重な物は、ほとんど表に出さないようです。(たぶん、膨大な数の冷やかし問い合わせには対応し切れない、という理由もあるんでしょう。。。) 非常に貴重なバンジョーも多いので、また何か、デイブから写真が来たら、目の保養としてブログで紹介していきます。


このPB4も(日本の方にも)販売できるそうですので、真剣にお考えの方はご連絡を。  タートルヒル・バンジョーで販売しているバンジョーは、デイブのご好意により、デザートローズ楽器を通しても直販と同じ金額で販売してくれるそうなので、気になるバンジョーのある方は、お気軽にデザートローズ楽器までお問い合わせくださいね!



 
更新:

この機会に、老婆心から一言補足させていただこうかな。。。


ギブソンのヴィンテージは、一般の方にはリスクが高い買い物です。私が手伝うようになってから、これまでに「ちょっと心配なので」と頼まれて拝見したユーズド・バンジョーは、今思い出せる限り、すべてギブソン・コピーだったと記憶しています。また、同じギブソン・コピーでも、プロのビルダーが作った物ではない、誰かが趣味で作ったようなギブソン・コピー・バンジョーも中古市場に出回っていることを、皆さんにご理解いただきたいと思います。(都合良く前所有者が不明で、詳しいことが分らないというバンジョーも少なくないし。)


資料写真と見比べて、「インレイが細部に至るまで同じ」でも、ギブソン・オリジナルとは限らないそうです。事実、そういうケースもあったのですが、スコットに聞いてみたら、オリジナル・インレイのコピーどころか、ギブソンの外注会社からインレイを購入することができたそうですから、全く同じインレイが使われていてもギブソンオリジナルとは限らない、との話でした。


スコット曰く、「信じられないような話は、信じちゃいけない。うますぎる話は、たいてい真実ではないんだ」だそうです。「バンジョーについて詳しいことはわからないので」とか、「代理なので」と断っているものは、特に要注意。(この常套句は、バンジョーハングアウトでもジョークのネタになっていますよ)


ただし、オリジナルではなかったからといって、悪いバンジョーとは限らず、時にはオリジナルよりも良いバンジョーに出会う可能性もある、とのこと。  大事なことは、「もしかしたらギブソンかもしれない」という不確かな情報にではなく、「このバンジョーになら、この金額を払っても納得」かどうかを冷静に判断することなんじゃないかな〜。


うるさいことを言ってごめんなさいね。でも、最近、再びちょっと心配になって。。。


でも、コピーバンジョーの多さは、そのまま、ギブソン・ヴィンテージの人気の高さを意味するんでしょうね。ある意味、すごいことです。


そういえば、昔スコットが作ったギブソンのデッドコピーバンジョーは、今、一体誰の手元にあるのかな〜。


さらに更新:(コメント欄でさらに突っ込んだ話をしていますので、そちらもお見逃し無く!)








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コメント(28件)

内 容 ニックネーム/日時
今回も出張中です。スコットさん作のギブソン・コピー、かつて京都にあったの某楽器屋さんで弾かせてもらったことがあります。店主曰く、フレットがバインディングの上に載ってるところがコピーと見分けるポイントと聞きました。
あの時、買えるものなら買っておきたかったと時々思い出すバンジョーです。

2010/05/31 17:23
松さん

そんな昔に意外な所で接点があったんですね。 突然、旧知の仲のような気分が。(笑)

フレットの入れ方を変えているのは、「ギブソンのやり方には何のメリットもなく、このほうがいい」という考えに基づくもののようですが、実は、こっそりオリジナルとは少し変えている要素があるんだそうですよ。以前ご紹介したデカールのリプロと同じで、いったんマーケットに出てしまうと、本物とコピーの区別が(作った本人でも)つきにくくなってしまうので、わざと、作った本人には分る違いを入れてあるんだそうです。(そういうビルダーは少なくないそうです。ギブソンのコピーに自分の名前を入れることはありませんから、その代わりですね)

以前、スコットが作ったネックと聞いているという方から写真を送っていただいたことがあるのですが、写真を一目見た途端、「これはボクのネックじゃない」って断言してました。その要素を除いたとしても、スコットの作るネックを見慣れている私には、「これはスコットのネックじゃない」ってすぐに分りましたけどね。
R
2010/05/31 17:39
大事な補足です。

> フレットがバインディングの上に載ってるところがコピーと見分けるポイントと聞きました。

これだけでは見分けの根拠にはなりません。今お預かりしているバンジョーも、フレットはギブソンと同じ手法で入っています。


2010/05/31 17:43
ついでのついでに。。。

ヴィンテージ物のシリアルNoなどを紹介したサイトがありますが、以前別な方が運営なさっていたサイトに比べると疑問の余地が多くあります。(以前の方のサイトは無くなってしまい、残念ですね) 実際、あの記録とは明らかに矛盾するNoのオリジナルも存在していますので、それだけで判断なさらないこともお勧めしておきたいと思います。


2010/05/31 19:41
やはり、目の保養ですね
でも、宝くじが当たったらこのオリジナルバンジョーにスコットさんの造ったネックをつけたいですね
でも、やはりデザートローズバンジョーが1番ですよ
うみやま
2010/05/31 19:45
宝くじ。。。そうですよね。

私もまだこのバンジョーの値段を知りませんが、きっと宝くじにでも当たらないと買えない額でしょう。

こういう時代なので、少し前に比べるとヴィンテージの値段も下がっているようなのですが、それでも庶民には夢また夢の話ですよね。個人的には、宝くじに当たったら、このバンジョー買うより、仕事を辞めて世界一周の旅に出ます。 でも、宝くじを買わない人だから、当たることもないわけで、明日もあさっても仕事です。(笑)


 


2010/05/31 20:22
少し前に帰宅しました。空港のFree WiFiは便利ですが、不安定なところもありますね。

さて件のギブソン・コピーですが、店主曰く「まっとうなコピー(?)であるために、敢えてフレットの打ち方を変えてある」と言っておられたのを記憶しています。その時はリゾネーターを外してデカールまでは確認しなかったのですが...

その頃に、スコットさん手作りの小冊子をお店で頂きました。バンジョーの材質やボールベアリングやアーチトップ、フラットヘッドといったトーンリングも説明などが書かれていて、コピーした紙をホチキスで留めたような感じだったと思います。これが本棚をいくら探しても出てきません。

このバンジョーと小冊子のことがあったので、デザートローズ楽器のブログを見つけたときに飛び込ませていただいたのです。

閑話休題、それにしてもこのPB4、ブッチ・ロビンスやスナッフィー・ジェンキンスのバンジョーと同じ頃のモノでしょうか?あるところにはあるものなんですねぇ...

2010/06/01 00:46
うわっー!このバンジョーはとても格調高いですね。インレイも。今、BITのブルーグラス・ナイトから帰って来たところです。先月より出させて貰っています。私の直観ですと、このバンジョーは10万ドル以上するでしょうね。

2010/06/01 00:50
松さん

>「まっとうなコピー(?)であるために、敢えてフレットの打ち方を変えてある」

今ではこうして皆さんと直接コミュニケーションできるようになって、(これまでいろいろあってであろう)誤解を解くチャンスも得られるようになり、本当に良かったと思います。 (松さん、1つの機会を作ってくれて、ありがとうございます!)

スコットがギブソン・コピーを作っていたときの意図は単純明快。「オリジナルよりも良いバンジョーを作る」、これだけです。(笑) 「まっとうなコピー」の解釈を私が間違えているのかもしれませんが、コピーであることを明白にするためにフレットの入れ方を変えたわけではなく、「そのほうがいい」からそうしたんだそうです。

以前「フレットの入れ方」という記事でもお話しましたが、ここはもう1度、皆さんにきちんと説明しておいてくれ、とスコットから頼まれました。

スコットがフェンダー社内でR&Dに転属される前の1977〜1980年、ジャズベースネックを毎日120本以上作っていました。ギブソンのフレット入れと同じ手法のネックを4年間作った人間だからこそ、その問題点がよく分かっているし、今、自分のやっているスタイルのほうがはるかにいいと言えるんだそうです。

そのジャズベースといえば、こんなエピソードも。ジャズベースの生産を日本の会社が受注をした際、(名前は伏せておきますが)同社のエンジニアが、あの古いフレットスタイルでの受注に断固反対して、自分たちのやり方でやるという条件で受注したそうですよ。


R
2010/06/01 11:47
字数制限にひっかかっちゃったので続きを。。。

> その頃に、スコットさん手作りの小冊子をお店で頂きました。

そういえば、何か、そんなのありましたよねぇ。(笑) オリジナルがどこかにあるかな。後で捜してみます。当時、何書いたか心配なんで。。。

> PB4、ブッチ・ロビンスやスナッフィー・ジェンキンスのバンジョーと同じ頃のモノでしょうか?

そのとおり、だそうです。
R
2010/06/01 11:48
稲さん

>私の直観ですと、このバンジョーは10万ドル以上するでしょうね。

スコットが、多分そのあたりだろうって言ってました。 我が家の倉庫にも、何かお宝が眠ってないかなぁ。。。

このバンジョーほど貴重な物ではありませんが、スコットの両親が生きている頃は、フェンダー関係のお宝とガラクタがゴッチャゴチャになって倉庫満杯にあったそうです。親が他界して家を処分する際、全部、友人にあげちゃったり、処分しちゃったんですが、今思うとすごく後悔してるそうです。

R
2010/06/01 12:00
去年より地場のカントリーバンドに参加していまして、最近なんとエレキギターが2本(2人)加わりました。フェンダー・ジャパンのテレキャスター(けっこう古い)とフェンダー・USAのストラトキャスターです。スコットさんのことを話しておきました。

2010/06/01 18:43
このバンジョーは10万ドル以上しようが、弾いた音は?
ベラがタートルヒル・バンジョーで1日かけてヴィンテージバンジョーを1本選んだのですから、高価なバンジョーでもピンきりはあるでしょうね。
ヴィンテージバンジョーだからいいとは思わないです。
今回のことから、思ったのはプレーヤーとして満足すよいものを選ぶのが大切だと思います。
自分が購入した20年前とは違い選択肢はたくさんあります。RさんやSさんのお陰でバンジョーに対して考えを変えることが出来ました。感謝です。
これからもよろしくお願いします
うみやま
2010/06/01 23:25
稲さん

でも、もうエレキギターをやるつもりはないみたいですよ。(外部コンサルタントとして関わることはたまにありますが。。。)

生涯エレキギターを作り続けるビルダーもいますから人それぞれですが、スコットは、最後はやはりアコースティックをやりたかったようです。(マッケイブでアコースティック楽器の修復を学んだのが、彼の原点ですからね) ようやくそれができる時期が来たので、エレキ楽器への未練等は全くないようです。
R
2010/06/02 12:11
うみやまさん

ほんとにどんな音なんでしょうね。今度スコットがデイブに電話する時に聞いておくよう、言っておきますね。

> 高価なバンジョーでもピンきりはあるでしょうね。

アコースティック楽器ですから、今、全く同じような顔(外観)をして販売されている新品バンジョーだって、全く同じ物はありませんよね。同じ年に作られたビンテージも同様だそうです。皆さんが憧れるプリウォー・バンジョーも、音だけに関して言えば、(英語で何と表現してたか正確なところは忘れましたが、)「まあまあ良い音」〜「素晴らしい音」と個体差に幅があると言っていました。

> 自分が購入した20年前とは違い選択肢はたくさんあります。

ちょっとまだ詳しい内容はお話できないのですが、バンジョー業界に嵐の予感が。。。 小さい嵐で終わるか、大きい嵐になるかは予測不可能ですが、デザートローズ・バンジョーは吹き飛ばされないよう(笑)、とりあえず嵐に備えます。

2010/06/02 12:31
Rさん、デザートローズ・バンジョーは大丈夫ですよ。スコットさんが、今まで通りFAITHFULにコトコツ良い仕事をされておれば、どんな嵐が吹こうが関係なしでしょう。話は変わりますが、うちの長男が言っていましたが、一度アコースティックの良い音のギターを弾くと、もうエレキ・ギターは弾く気にならないって。

2010/06/02 20:14
Rさん、デザートローズ・バンジョーは私たちが守ります
うみやま
2010/06/02 21:04
稲さん、うみやまさん

ありがとうございます。うちなどはおそらく最も影響が少なく済むと考えているのですが、そういう言葉をかけていただくとすごく励みになります。

デザートローズは、幸か不幸か、バブルの時期にその恩恵をま〜ったく受けていなかったので(笑)、こんな不況の時代でもかつてなかったほどたくさんのご依頼をいただいていて、これ以上の幸せはありません。

これも本当に皆さんのおかげです。これからも皆さんからのご支援に報いられるように、一生懸命仕事していきますからね〜!
R
2010/06/02 21:27
10万ドル以上とは溜息がでます。きっとメンテナンスは大変でしょうね。
スコットさんの手でじっくりと作られた宝物のようなバンジョー、できあがった分だけ大事に売る商売。デザートローズはスコットさんが育て上げ、日本で生まれたブランド嵐になんかに負けませんよ。応援してます。
こばやし
2010/06/02 22:24
こばやしさん

ありがとうございます。いつもいつも過分なほど応援していただいて感謝しています。 

> できあがった分だけ大事に売る商売

一生懸命やってるんですけど、たくさんは作れないんですよね。。。 皆さんをお待たせしているので、今日もこれからインレイのレイアウト作業です。 綺麗に並べるのは好きなので、実は結構楽しんでます。


2010/06/02 23:25
すごい盛り上がりですね。この勢いで嵐なんてどこ吹く風ですよ!

スコットさんが、日本で楽器の製作とメンテナンスを続けてくださってることは、日本のプレーヤーにとってどれほど大きな安心になっていることでしょうか!

2010/06/02 23:54
松さん

>すごい盛り上がりですね。

発端の私が驚いてます。(笑) あまり心配しないでくださいね。うちには大きな影響はないと思いますから。

> スコットさんが、日本で楽器の製作とメンテナンスを続けてくださってることは、日本のプレーヤーにとってどれほど大きな安心になっていることでしょうか!

そう言っていただけると嬉しいですよ。確かに、実際に皆さんとお話していると、メンテや修理に困っていらっしゃったことがよく分ります。後日「調子よく鳴ってますよ」とメールをいただくと、「ヨカッタ〜!」って嬉しくなっちゃいます。
R
2010/06/03 01:28
本当に スコットさんのセットアップが私のバンジョーとのお付き合いの大きな転機になりました。毎日、相棒をハグする幸せをデザートローズ楽器様のおかげでで味わっております。
柴又
2010/06/05 16:04
私もこんなにバンジョーを練習する様になったのも、スコットさんにバンジョーを作ってもらってからです。特に、「ハレルヤNO2」(マホガニー、JLS#4、トニーパス・リム)からです。本当に、何時間弾いていても全く飽きないのです。一日中弾いていろと言われても弾いていれるでしょう。全く素晴らしい楽器は、それを持った時点で既にもう上達しているのです。(同じ腕前でも、音が良くまた弾きやすいので)

2010/06/05 20:17
スコットさんのセットアップには何か人を引き付ける音色があります。またネックの感触がとても良く弾きやすさを出している感じです。稲さんのおっしゃる通り、いつまで弾いていても飽きないです(なかなか上達しませんが)
こばやし
2010/06/05 20:46
柴又さん

そんなふうに言っていただいて、すごく嬉しいです。相棒の弟分(?)も、もう少ししたらお家へ帰りますので、楽しみに待っててくださいね。

稲さん

ありがとうございます。そういえば、あわただしく調整したハレルヤNo.2の弦高は大丈夫ですか? 

こばやしさん

現行のネックサイズは、スコットが戦前に作られたあるネックをたまたま手にした瞬間に、「これだ! これが僕が求めていたネックだ!」とビビッときたものだそうです。マイケル・ジャクソンじゃありませんが、This is it!と思ったそうです。(笑)

R
2010/06/06 00:15
補足です。

ネックのシェイピングが終わると、たいてい見せてくれるのですが、いつもIt feels GOOD!と言ってます。(笑) あの時ビビッと来た感触を、自分の感性で再現しているそうなのですが、スコットのネックの感触がいいと感じた方は、その“ビビッ”感を共有してくださったのでしょうね。

R
2010/06/06 12:37
Rさん
この間、ネック調整して頂いたのは「ハレルヤN01」です。結果は、GOODですよ。

2010/06/06 13:10

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