デザートローズ・バンジョー

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zoom RSS マルチプライリムの断面

<<   作成日時 : 2009/11/22 10:13   >>

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私の目の前にスコットがドンッと置いたものを見てビックリ仰天! ギブソンのマルチプライリムが真っ二つです〜!(笑) 

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マルチプライリムは、うす〜いツキ板を使用しているので、「コスト安」「曲げやすい」というように作る側にはメリットが大きいのですが、バンジョーのパーツとしては「どうなんだろうな〜」という感じのようですね。セットアップでお預かりしたバンジョーがマルチプライリムの場合、フランジをひっかけるでっぱりの部分の塗装に亀裂が入っているケースが非常に多く、実際、マルチプライリムがお払い箱になる原因は、この部分がはがれてくるというのがほとんどだそうです。

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そういうリムをいくつも見て写真を撮ってきた私の勉強のためにとスコットが持ってきてくれたのが、今回ご紹介する半分に切られたギブソンのマルチプライリムです。中身の想像はしていましたが、「こりゃ、はがれてくるのも無理ないわな〜」という感じでした。私だけで独り占めしてはもったいないので、皆さんにも公開しますよ〜。







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こうしてみると、でっぱり部分がはがれてきやすいのがよく理解できますね。厚いヘッドを好む方もいらっしゃいますが、テンションをちょうどいい具合にするにはフックのナットを余計に締め上げなければならず、この部分にますます負担がかかります。マルチプライリムの方はそういったことも考慮してヘッドを選定してくださいね。このリムも、すでに亀裂が入り始めています。

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セットアップと同時に、トーンリングのグレードアップを考えているというご相談を受けることもあるのですが、マルチプライリムの場合は、「改造に投資するつもりがあるのなら、3プライリムでもいいから、トーンリングを変える前にリムを変えたほうがいい」とお勧めしています。














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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
このような写真を見ると、積層材のリムよりトニーパスのブロックリムの方が数段優れているのがよくわかります。なぜならリムとトーンリングの接合具合も音質を左右する大切な要素だから.....。
こばやし
2009/11/22 12:43
ブロックリムは、何しろ木に不自然なストレスが全くかかっていないですからね。

2009/11/22 13:38
戦後の、ギブソン・バンジョーの評判が悪かった時代の原因の1つのようですね。

最近、トニーのリムのオーダーが集中していました。(波みたいのがあるようです) まだお手元に届いたばかりの方もいらっしゃいますが、皆さんから嬉しい報告メールをいただいています。
R
2009/11/22 15:42
ごぶさたしてます。70〜80年代の2ピースフランジのリムですね。チューブの部分が引っかかる出っ張りがはがれるトラブルはよく聞く話ですが、意外と手の込んだ作りをしてたので驚きました。(単に外側に積層を増やしているだけかと思っていました)
ヲガワ
2009/11/23 21:39
今、スコットに確認しました。これは改良されたタイプで、当初はヲガワさんがおっしゃっているような構造だったそうです。問題が多くて、改良したんでしょうね。
R
2009/11/23 21:52

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マルチプライリムの断面 デザートローズ・バンジョー/BIGLOBEウェブリブログ
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