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zoom RSS Epiphone Recording Aのカスタムネック(2)

<<   作成日時 : 2009/08/08 12:07   >>

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久々の更新です。「開けてもいいですか」というHPをお持ちで、当ブログにも何度かコメントを寄せてくださったヲガワさんがブログ「開けてもいいですかのブログ」をスタートなさいました。(アハッ、安易な命名のしかたは、当ブログ「デザートローズ・バンジョー」といい勝負ですね〜。

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ヲガワさんからのご依頼で製作したカスタムネックの紹介記事が、「Epiphone Recording Aのカスタムネック(1) 」以降なかなか書けずにいましたが、このバンジョーを千葉フェスへ持っていかれたという記事を書いてくださったので、私も頑張って更新です。


ヲガワさんから、1926年製のEpiphone Recording Aにつける5弦ネックの製作に関してご相談いただいたのは、2008年のギターフェスでした。その場で大まかな方向は話し合いましたが、詳細については後日メールをやりとりする中で決定していきました。

どこまで凝ってオリジナルに近づけるかは、コストも考慮して考えなければいけません。(普段作っているものと規格が異なると、製作のための補助工具から作らなければいけないので、特殊な1点物の製作はお客様が考えていらっしゃるより手間と労力、時間がかかるのです) 

ご相談していく中で、「この点はオリジナルにこだわりましょう」ということになったのが、

* White-Black-Whiteのセンターラインを入れた貼り合わせネック
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* ヘッドストックのかたち
* インレイ


ヲガワさんこだわりの変更点は、

*スケールは、ギブソンネックのスケール

スコットこだわりの変更点は、

* (オリジナルには無い)トラスロッドを入れる

といった感じでした。(細かい点は省略です)

実は、当初から予想はしていたのですが、最後の「トラスロッドを入れる」には、のちほど少々苦労させられることとなりました。スコット自身がそう決めたので自業自得ですが(笑) オリジナルのようにトラスロッドが無いタイプですと、ネックに反りが起きたときに修正することができません。なので、スコットとしてはどうしてもトラスロッドを入れたかったようです。ただし、入れたトラスロッドを調節するには、ヘッドに調節用の窓を開けなければならず、それを覆うカバーが必要です。オリジナルのヘッドインレイは、ヘッド一面にデザインが施されているので、「さて、これをどうしようか・・・」ということになったのです。頭の中で「何とかなるだろう」と思ってスタートしても、いざとなると試行錯誤が必要なんですよねぇ。

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            お預かりしたオリジナルネック


スコットの頭の中で、トラスロッドカバーはぴったり埋め込むようなかたちにするという方向性は決まっていたのですが、そのためにはカバーをどんなかたちで、どのくらいのサイズにするかということは、製作過程の中で決めていきました。オリジナルのインレイデザインを、やむを得ず多少動かしました部分もありますが、それをどう最小限に食い止めるか・・・ いろいろな要素をバランスを取りながら考えました。(通常とは異なり、このヘッドは様子を見ながら、何段階にも分けてインレイ作業をしていきました)

とにかくヘッド一面、隙間無くデザインが施されているので、全パーツをバランス良く入れていかなければなりません。問題の個所は後回しにして、まずは上半分から取り掛かります。

何気なく見えると思いますが、インレイができるだけチューナーに隠れないように、プラス、(欠けやすくなるので)あまりヘッドの端に近づき過ぎないように、バランスを見ながら配置していきます。画像には写っていませんが、下部のインレイも全てヘッドに並べて見て、全体のバランスを確認してから上部の配置を決定しているんですよ。

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バランスをみながら文字を配置していきます。ロッドカバーも準備OKです。

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さてさて、いよいよ下半分に取り掛かります。

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ロッドカバーを固定するネジの場所が必要なので、Aの位置をオリジナルより少々下げました。また、ロッドカバーによるインレイの切断個所を最小限にするため、尻尾(?)の角度を少々変えざるを得ませんでした。(ロッドカバーのサイズやシェイプも、数回試作品を作ってみてインレイがうまくおさまる形、サイズに決定しました) この2点は妥協しましたが、それ以外は、まずまずオリジナルに忠実に仕上がりました。

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忙しいスコットに代わってインレイを並べる作業を何度も手伝ってきたRですが、このヘッドは別格に時間がかかりました。(何度やっても、1工程進めると、翌晩「念のために、もう1度」って持ち帰ってくるんですからぁ。。。 「ここまできて、失敗は許されない」(by Scott)  ま、そりゃ、そうですけどね。。。) 去年のクリスマスイブも暮れも、毎晩このインレイをジグゾーパズルのように並べ替えていた思い出しかありません。(マジです、これ) でも、ヲガワさんが「納得のいく仕事をしていただきたいので催促はいたしません」とおっしゃって辛抱強く仕上がりを待ってくださったことに救われました。 


続く。。。


関連記事

 『カスタム製作の現場から(このネックは?)』
 『Epiphone Recording Aのカスタムネック(1) 』











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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
ひさびさの更新、待ってました〜!
続きも楽しみに楽しみにしてます。

2009/08/08 17:53
更新早々読みに来てくださってありがとうございます! 製作やら修理やらで大忙しです。そのうち修理に関する話題をアップしていきますよ。
R
2009/08/08 21:40
Rさん、松さん
がんばれーです!

2009/08/08 23:43
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