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zoom RSS 【ちょいネタ】ロストティンバー・メイプル製のネック(途中だよ〜ん)

<<   作成日時 : 2009/05/10 13:50   >>

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以前の記事で、「ロストティンバー(北米スペリオル湖の底から引き上げられた原始林の丸太)のメイプルでネックを作ってます」という話をチラリとしたところ、興味を持っていてくださる方がいるようなので、完成には程遠い状態ですが、ちょこっとご紹介しておこうと思います。






いいッスか? 行きますよ。

 
        ジャ、ジャ、ジャ、ジャ〜ン!




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「おい、おい、まだそこまでかよ 」という声が聞こえてきそうですが、だから、完成には程遠いって言ったじゃ〜ん! 

最近気づいたのですが、1年以上前に、スコットから頼まれて、このネックの写真を撮っていました。(そのときは、ロストティンバーとは知りませんでした。) そのときの写真と比較しても、ほとんど進んでませんので、いつ完成するのか、Rには全く分かりませ〜ん。  まあ、お客様からのオーダーのほうが優先なので、しょうがないですね。



もう何枚か紹介しておきますね。以前、お話しましたとおり、ロストティンバーは湖底から引き上げた後の乾燥がヒジョ〜に難しいそうで、厚い材を乾燥させることができないんだそうです。そのため、残念ながら、1ピースのネックは作れません。2枚の張り合わせもちょっとキビシイということで、3枚を張り合わせています。

この後、シェイピングが進んでサンディングで表面が滑らかになってきたら、木目が綺麗に見えてくると思うんですが、現段階では、何が何だか分からないかもしれませんね。(ベルトの摩擦熱で焼けたようなところも見えますし) 次の段階をお見せできるのは、きっと早くて来年だと思います。(笑) 興味のある方は、気長に待っててくださいませ。

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そういえば、このネック、レコーディングキングのヘッドシェイプになっています。「なぜ、RKなの?」と訊いてみたのですが、「何となく」だそうです。A型のRにとって、ときどき理解不能なO型のスコットです。。。


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コメント(26件)

内 容 ニックネーム/日時
気長に興味深く観察させていただきます。
以前に話題に出ていたと思いますが、1ピースが良いのか?貼り合わせが良いのか?貼り合わせの方がねじれに強いと言うことは無いですか?オベーションのギターのネックがそうですよね。

2009/05/10 23:58
ホッホ〜。松さんに、私の頭の中を読まれてしまった気分です。

そのうちに、先月ようやく納品できた、張り合わせネックの話をすると思います。以前お話したとおり、正しくやれば、1ピースよりも強く、反りやねじれの起こりにくいネックができるそうです。

2009/05/11 00:07
今、大阪のoppidom「ロストシティー・キャッツ 40周年記念会」から帰って来ました。久しぶりにオリジナル・メンバーで何曲か演奏しました。「ハレルヤ・バンジョーNO2」(バーチ・ブリッジ)を持って行きました。朝7:10の新幹線で日帰りです。ところで、その写真のネックはバーチではなかったのですね。

2009/05/11 00:34
First Quality Musicのブログに"Old Growth" Gibson Mandoinの記事がのっていました。 ご参考まで。

http://blog.firstqualitymusic.com/2009/04/first-quality-delivers-the-very-first-old-growth-gibson-fern-prototype/
MT
2009/05/11 01:36
稲さん

日帰り旅行、お疲れ様でした。バーチ・ブリッジの評判はどうでしたか?

ネックはご指摘のとおり、ロストティンバー・メイプルです。きっと、たまたま手元にあったのがメイプルだからだと思いますよ。(笑) 
R
2009/05/11 09:04
MTさん

バンジョーのリムと同じ、工場の床材を使用したマンドリンですね。マンドリン製作の話は、床材を手に入れたときから出ていまたした。どこまでお話していいのか分かりませんが、当初は鷲見さんの名も挙がっていました。

実物を見てみたいですね。釘を抜いた跡を避けてマンドリンを作るのは、結構大変だったんじゃないかと想像します。バンジョーリムには釘跡がけっこうあるんですよ。(笑) 五大湖から引き上げた丸太の大きな利点は、(タイムレスティンバーのHPなどでも強調されていますが、)古い建材の再利用と違って、釘跡などがないということです。

2009/05/11 09:17
ところで、ロスト・ティンバー製のマンドリンと言うのは無いのでしょうか?

2009/05/11 17:28
作った人は何人かいるそうですが、劇的な効果はなかったそうです。すでにお話したとおり、何でもかんでもロストティンバーを使えば素晴らしい楽器ができるわけじゃないんですって。表板や裏板に使用しても、特に効果はないみたいですよ。国内のバイオリン・メーカーにもご協力いただきましたが、結果は同じだったそうです。バンジョーも、リゾネーターに使っても無意味らしいです。
R
2009/05/11 19:31
稲さん、お帰りなさい。久しぶりのセッションはいかがでしたか?

Rさん
もうひとつの記事の方にコメントした方が良いかもしれませんが、リゾネーターの話題が出たので...。メイプル、マホガニー、ウォルナット等のリゾネーターは突き板以外の材料は共通なのでしょうか?また突き板の厚さは音に影響があるのでしょうか?
単純に考えると、突き板を薄くすればコストは下がりますよね。

2009/05/12 00:49
松さん

表面以外は同じ材を使っています。スコットのこだわりがあって、現代最も広く使われているものとは違うものを使っているそうです。言っちゃおうかな。。。どうしようかな。。。やっぱり、松さんに後ほどプライベートメールでお話します。

厚さに関してですが、バンジョーのリゾネーターは、たとえばギターの表板や裏板とは役割が異なり、そのもの自体が振動したり、振動を伝える必要がありません。リゾネーターの役割は、音を反射することですので、ある程度の厚さが必要なんだそうです。

2009/05/12 20:05
松さん
久しぶりのセッションは、とても楽しかったのですが、PAがトラブル続きで、バンジョーの音がよく入っていなかった様です。せっかくの良い音が!(マホガニー、JSL#4)リゾネーターは、全てベニアで音には全くと言っていいほど関係がないと、スコットさんは以前言っていましたよ。

2009/05/12 20:07
Rさん
メール、楽しみに待ってます。このコメントを書いたのは、以前にある職人さんから「プリ・ウォーと現代のものではリゾネーターの突き板の厚さが違う」と聞いたことがあったので...

単純に考えて、きれいな(希少な)板を使った表板が薄い方が材料費が抑えられてコストカットができるのではと思いまして、プリウォーのサウンドにはそういう要素のあるのかなと思ったりしたわけです。

そこまで考えなくても戦前期は、現代では希少になった材料もふんだんに使えただけかもしれません。

稲さん
PAトラブルですか...弾いてる本人には、モニターさえしっかりしていればわからないところですが、後で同録を聞いたりしたらがっかりなんてこともあります。バンド演奏はトータルなサウンドですもんね。

2009/05/12 20:36
リゾネーターの表面を飾る突き板の厚みは、過去も今も、それほど変わらないそうですよ。(薄くなっている、あるいは薄いものを使用しているメーカーがあったとしても、その差はごく僅かだそうです) 戦前のリゾネーターとの違いは、サイドの構造です。それと、内側の層に使われる材ですね。
R
2009/05/13 10:16
「サイドの構造」またまた興味深い言葉が出てきましたね。サイドの内側にテーパーが付いているとかいないとかですか?

内側と言えば、確かトップテンション用のリゾネーターは通常のモノと内側も外側も違いましたね。あれはトップテンションの構造に合わせてなのでしょうか?
普通のバンジョーにトップテンション用のリゾネーターをつけた場合、またトップテンションに普通のリゾネーターをつけた場合では、それぞれの持ち味が出ないのでしょうか?

2009/05/13 22:54
すごい質問!

2009/05/14 00:24
稲さん
banjo弾き以外から見れば「どうでもいいんじゃない?」と言われそうです。

先日、ロストシティー・キャッツのフィドラー氏とのメールのやりとりの中で稲さんの話が出て「バンジョー弾き、みんな同じか...」と言われてしまいました。

2009/05/14 00:31
コメント欄で扱うには大きすぎる問題かもしれませんね。(笑)1つだけスコットの話をお伝えしておきますと、「トップテンション用リゾネーターのデザインは、トップテンションの構造に合わせてああなったわけではない」だそうです。1937年、ギブソンはバンジョーのラインアップを変更し、1モデルを残した以外は、トップテンションとなりました。ただ、このデザイン変更は、改善・改良のためというよりも、当時落ち込んでいたバンジョーの売り上げをなんとかせねばということで、消費者の注目を集めるために新しいスタイルを打ち出したというのが本当のところのようです。リゾネーターのデザイン変更も、単に、従来とは異なるデザインにしたかった、というのが真実だと思います。内側が平らなのも、音的にメリットがあるからではなく、見えない内側まで手間をかけたくなかった、というのが本音でしょう。

R
2009/05/14 01:33
「リゾネーターを交換すれば、構造が異なりますから、音はもちろん変わります。(どちらが良いとか悪いの問題ではありませんが) かといって、デザインが違うのはリゾネーターだけではありませんから、トップテンション用のリゾネーターをつけたからといって、トップテンションの音がするわけでもありませんけどね」だそうです。

2009/05/14 01:33
スコットさんのお話、ありがとうございました。あのライカのカメラも改善・改良というよりもコストカットのためという仕様変更がけっこうあります。「見えない内側まで手間をかけたくなかった、というのが本音」、当時のギブソンのおおらかさ(いいかげんさ?)を考えると、今の私たちがあれこれ考えすぎるんですね。

ビル・キースが好きなワタクシとしては、トップテンションはいつも気になるバンジョーなので...

2009/05/14 09:20
松さんに、上手にまとめていただきました。(笑) いつも言うとおり、当時ギブソンは一般人が買う楽器を作っていたのであって、ロールスロイスを作っていたのでも、芸術品を作っていたのでもない、ということですね。そういえば、唯一、それまでのラインアップから残したRB3の名前をRB75に変更した理由も、販売価格が75ドルだったから、らしいですよ。
R
2009/05/14 09:58
今日は在宅で仕事、午前中の仕事がひと区切り付いたのでちょっとのぞいてみました。

RB3がRB75になったのも、あまり売れないから値下げして75ドルになったという話しもありますね。

2009/05/14 11:41
すごい回答群です。
RB75は、ギブソンが生んでしまった最高傑作品だと思っています。また、その例のフィドラーが、「松さんもバンジョー・オタクだ!」と言っていました。

2009/05/14 20:11
稲さん

「病膏肓に入る」とはこういうことでしょうか?

2009/05/14 21:50
松さん

この字、難し過ぎて読めません!意味は何となく分かる様な気がするのですが。

2009/05/15 19:30
「やまい、こうこうにいる」は「治る見込みのない病気になること。転じて、好みや癖が救いがたいほど深いこと。 」だそうです。

2009/05/16 08:31
Thank you so much!

2009/05/16 09:18

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